【カリ

カリ かりんとう まんじゅう】は
菓匠富貴の特製である。
かりんとうだから、饅頭の皮は甘くカリカリである。
饅頭の大きさは、口に一つ放り込んでも食べることができるが、あえて片手で摘まんで、少しずつカリカリと齧るのが最適である。
かりんとうを食べる時も、カリカリ齧るが、あの要領である。
二口齧ったところで、漉し餡に当たる。
「お前はそこに居たのか?」と声をかけてしまう。
漉し餡は引っ込み事案にそこにいる。
決して目立たず、皮の甘さに同化しているところが健気である。
そんな漉し餡を楽しんだかと思ったら、【カリカリ かりんとう まんじゅう】は親父の口の中に消えてしまったのである。
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