ぎょう虫の症状は、ほとんどの場合は無症状だが、感染が重くなると以下のような症状が出ることがある。
- 肛門の周囲にかゆみが生じる。これはぎょう虫が産卵するために肛門から出てくるときに起こる。
- 肛門をかいてしまうことで皮膚炎や擦過創ができることがある。
- かゆみによって睡眠障害や注意力の低下が起こることがある。
- ぎょう虫が尿道や膣に入り込むことで尿道炎や腟炎が起こることがある。
- ぎょう虫が肝臓に移動することで肝炎が起こることがある。
第二次世界大戦に敗戦した日本に、マッカーサー率いるGHQが進駐してきた。
彼らの食料は当然日本で調達したのである。
それまでの日本の食文化には無かった生野菜を使ったサラダを進駐軍兵士は食べていたのである。
ある時、進駐軍兵士の中に体調を崩す者が少なくないことを知った軍医関係者が、彼らを診察したところ、ぎょう虫に寄生されていることを確認したそうだ。
関係者がその原因を調べたところ、日本の農家は人糞を肥料に野菜を育てていることが判る。
ぎょう虫が寄生した人の糞にはぎょう虫の卵が含まれている。
野菜を育てるのにその人糞を使うと、その卵が野菜の菜に付くのである。
それまで日本では野菜を煮て食べて、生で食べることが無かったので、卵が高温に晒され死に絶えるためぎょう虫の寄生が蔓延することは無かったのである。
しかしGHQ進駐軍兵士は生野菜のサラダを食べるため、ぎょう虫の卵が口から入り、体調を崩す兵士が多く出たのである。
これによりGHQは人糞を肥料にすることを禁じたのである。
それまでは農村はポットン便所が標準で、溜まった糞尿は畑の瓶に移して、肥料として使っていた。
つまり農家自らが糞尿処理をしていたのである。
GHQの指示以降は、汲み取り会社が糞尿処理をすることになるのである。
同時に環境衛生取り組むことを求められて、小学校でのぎょう虫検査が始まったのもころからである。
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