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 この頃、ツバメを見かけない。

 昔、農家の家には土間が有った。
tsubame_hina 殆どの家の土間の上部にある梁には板が釘で打ち付けられて小さな棚が作られていた。

 毎年4月か5月にやって来て、泥と藁や枯草で、その棚に巣を作るのである。
 そして4・5羽のヒナが生まれて、親ツバメは空を飛んで虫を捕まえて、「ピヨピヨ」と鳴くヒナの口に入れてやるのだ。
 
 親ツバメが出入り出来るように、農家の玄関戸は、ツバメが居る間いつも開いていたのである。
 何故農家はツバメを優遇したかと言えば、ツバメは益鳥だからである。

 畑や田圃の作物に付く害虫を食べて駆除してくれるのである。
 親ツバメから与えられた虫を食べてヒナはすくすくと育ち、9月頃の秋になると、親ツバメと一緒に東南アジアへ渡って行くのだ。

 翌年の4・5月にまたやって来て、前年の巣を補修してまたヒナを育てるのだ。
 ツバメが人間が生活する家の中に巣を作るのは、カラスなどの天敵から我が子を守るためである。

 今は広い土間を持つ家も無く、防犯上の理由から玄関戸は固く施錠されて、ツバメが入る隙間が無いのだ。
 ツバメも巣作りの場所探しで苦慮しているようだ。
 常時人間が出入りするコンビニの庇とか、道の駅の建物に巣を作ったツバメを見かけたことが有る。
 
 
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