親父は38歳の誕生日を迎えられないはずだった。
1973年に「ノストラダムスの大予言」と言う本が祥伝社から刊行された。
著者は、ルポライターの五島勉。
この本は、フランスの医師で占星術師でもあったノストラダムスが1555年に著した「予言集」について、彼の伝記や逸話を交えて解釈するという体裁をとっていたとか。
親父は当時小学5年生で、「ノストラダムスの大予言」と言う本は読んでないが、1999年7月に人類が滅亡するという解釈があり、これが公害問題などで将来に対する不安を抱えていた当時の日本でベストセラーとなった。
この本は、日本でのノストラダムス現象の幕開けとなり、オカルトブームの先駆けとなった。
2年後には同名の映画が放映されて、友達と今は無い西尾松映館に見に行った覚えがある。
五島勉はワイドショーに引っ張り抱っこであった。
「1999年7月に恐怖の大王が来るだろう」という予言は衝撃的であった。
北海道以外の日本列島が地殻変動で海面下に沈没するという設定のもと、日本人が国を失い放浪の民族になったらどうなるのかを描いているSF作家小松左京著「日本沈没」が同年刊行されるが、親父は、この「ノストラダムスの大予言」も同様のSF小説と思っていて特に騒ぐことも無かった。
1999年7月、親父は二男一女の父親として至って元気であった。
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