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 NHK連続テレビ小説『おむすび』を見ている。
 水曜日は仕事が休みでリアルタイムで見られるが、後は土曜日のその週のダイジェスト版を見るのだ。

 その中で心に残るシーンがある。
hinanjo_seikatsu_family_sad それは、米田聖人(北村有起哉)と妻の愛子(麻生久美子)が阪神・淡路大震災後の避難所で働いている所へ、父親の米田永吉(松平健)が突如現れて、「聖人! 生きていたんか!」と息子聖人の体を抱きしめる。

 この父子は喧嘩をしていて、勘当同然で家を出った聖人は神戸で理容師をしていたのである。

 しかし、父親の永吉は、阪神・淡路大震災が起きて息子家族の安否が判らず、老骨に鞭打って自動車を運転し歩き、福岡の糸島からその避難所に来たのである。
 我が子とその家族の為なら苦にならなかっただろう。


 
 そう言えばあの時固定電話は不通になったが、出始めだった携帯電(ガラケー)は通じていた。
 だから、被災民の中には携帯電話契約をして、家族や親戚に連絡を取ったした人も居たのだ。
 同僚のお兄さん家族も神戸に居て被災したが、家族全員無事だったと携帯電話で連絡して来たことを聞いた。









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