中国の漢の時代に、ある若者が毒魚に当たってしまい、瀕死の状態に陥った。
その時、彼の家族が見つけた不思議な紫色の植物を煎じて飲ませたところ、命が救われて蘇ったという話がある。
この植物が後に「紫蘇」と呼ばれるようになった。
紫蘇には薬効があるとして、古くから重宝されて来たのである。
日本でも、この伝説が伝わり、紫蘇が広く利用されるようになった。
今では紫蘇は、日本料理でよく使われるハーブの一種となった。
その独特の香りと風味が、料理に新たな深みを加える。
主に「青じそ」と「赤じそ」の2種類がある。
青じそ(別名:大葉)
特徴: 鮮やかな緑色の葉が特徴で、さっぱりとした香りと味わい。
使用例: 刺身のつま、天ぷら、薬味として使われる。青じそのジュースやペーストも人気である。
赤じそ
特徴: 深い赤紫色の葉が特徴で、少し酸味のある風味。
使用例: 梅干しの色付けや、赤じそジュース、シソの実の佃煮などに使われる。
紫蘇には、ビタミンやミネラルが豊富に含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用がある。
また、食欲増進や消化促進にも効果があると言われている。
コメント