
男女の性交や卑猥な行為の姿を描いた浮世絵である。
この『春画』、今のエロ本やアダルトビデオの様にエロ親父が楽しんでいた事は明らかであるが、その他の使われ方もされていたらしい。
大店やお武家で奥部屋で手厚く育てられた娘に縁談が有り、お嫁入が決まると、表向きの嫁入り修行の他に、母親が娘に『春画』を見せて、「嫁入りすると、旦那様が床でこのような事をしてきます。 ヤヤコ(子供)を作る為に必要なことですから、決して嫌がったり、逃げたらいけません。」と性教育したのである。
今の母親が娘にエロ本やアダルトビデオを見せて性教育をすることは無いだろう。
精々中高生の保健体育の時間に保健女性教師から、当たり障りの無い範囲でされる性教育のみである。
だから、中高生、早ければ小学生で妊娠してしまう女生徒が少なくないらしい。
医療関係者によると「SEX(性交)したら、妊娠してしまうとは思わなかった。」と言い訳をするらしい。
女性が一人で出産して、生まれた我が子を遺棄する事件が多発しているが、出産した女性ばかり責められるが、その女性を妊娠させた男にはお咎めが無い様だ。
親父はこの差別が許せない。
このような事件が起きたら、その女性と性交渉を持った男も起訴されるべきである。
親父が中学3年生のころ、保健の女教師が男子だけいる教室で、「貴方たちもいずれ女性と性交渉を持つ機会があると思います。 その時不用意に相手の女性を妊娠させた時に結婚して責任が取れるのであれば良いが、そうでなければ必ず避妊する措置は貴方たち男性が責任っ持ってすべきです。
女性は命を懸けて子供を出産する事も覚えておいてください。」と話されて、生徒の方が何故か赤くなった覚えがある。
その先生は、避妊具にはコンドーム、ペッサリー、ゼリーがあるが、避妊確率が一番高いのはコンドームだとも教えられた。
あの保健の女教師の性教育は素晴らしかったと思う。
我が家では子供たちがお年頃になる前に、二人の息子には親父が、娘には妻が具体的な性教育をした。
娘が婿と結婚前に付き合っているころ、妻が娘に「出来ちゃた婚は格好悪いし、婿ちゃんの出世に響くかも知れないから、アンタ気を付けてよ。」と注意していた。
親父は気を付けるのは、婿であると思ったのであるが…。

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