フルマラソンの距離は42.195㎞が常識になっている。紀元前450年9月12日、アテナイの名将ミルティアデスはマラトンに上陸したペルシャの大軍を奇策で撃退したマラトンの戦いである。
勝利というエウアンゲリオン(良い知らせ)をアテナイの元老に伝えるためにフィリッピデスという兵士が伝令に選ばれ、マラトンから約40km離れたアテナイまでを駆け抜け、アテナイの郊外で「我勝てり」と告げた後に力尽きて息を引き取ったというギリシャの故事に因んで、この競技がマラソンと名付けられ、この距離を走るようになったされていた。
実は1921年に正式なルールとして定められた以後、この距離が走られるようになったようだ。
当初の距離は26マイル(約41.843㎞)であったが、当時の英国王妃アレクサンドラ・オブ・デンマーク妃がスタート地点を宮殿のバルコニー前、ゴール地点を競技場の貴賓席前にする様に要望し、これを考慮した結果42.195㎞になったのだ。
この大会で1番で競技場に入って来た走者は、当初26マイル走れば良いと思っていたが、400m伸びた距離に体力を失いゴール前で倒れたが、大会役員が彼を起こして抱えてゴールしたという珍事を聞いたことがあるが真意は判らない。
1924年の第8回オリンピックからこの距離が採用されて、現在に至っている。
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