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PXL_20250608_044025561 名古屋市の徳川美術館で4月12日(土)から今日6月8日(日)まで『国宝 初音の調度』展が開催されていた。

 江戸幕府3代将軍・徳川家光の長女の千代姫(ちよひめ)は、2歳で尾張藩2代藩主になる徳川光友の正室としてお輿入れされたが、その時の花嫁道具の多くは国宝になっており、それらを『初音の調度」として公開されていたのである

 ところで、因みに千代姫は4代将軍・家綱甲府藩藩主・綱重、5代将軍・綱吉の異母姉であった。 

PXL_20250608_042030820 妻が、4月12日以降この展覧会に行くことを切望していたが、親父と長男が脊髄小脳変性症を患い、長男が1週間の検査入院をした事などから、予定が立たず、最終日の今日に徳川美術館へ行くことになってしまったのである。








PXL_20250608_042150686 最終日で日曜日であったことから、開場時間10:00から来場者で混雑していた。

 会場の展示物を見て回る導線が長く、杖を突きながらヨロヨロ歩く親父にとってはきつい所業であった。

 所々に有るベンチに腰掛けて長い休憩を取りながら回った。

 あるLineオープンチャットのメンバーから、「次回から、美術館のような施設では館に備え付けの車椅子を借りて館内を回るのはどうでしょう?奥様に押してもらいながら。それでしたら足元を気にせず回れますし、奥様と会話する余裕もあるのでは?と思いました。」とメッセージを頂いた。

PXL_20250608_044319074 徳川美術館にも借りられる車椅子は有ったが、いずれは車椅子を使わなくてはならなくなるのだから、まだ杖に頼りながらでも歩ける今は、自分の足で歩きたいと言う思いが有って、借りなかった。

 妻は親父のその様な思いが判るのか、車椅子を借りる事を勧めなかったのである。

 


PXL_20250608_043004689説明表示を少しうずくまって読んでいると、車椅子に腰の辺りを当てられた。
 「ごめんなさい。」とご主人らしい男性が座る車椅子を押す女性に謝られたが、車椅子に座る人も押す人も展示物に気を取られている場合があるから、周りにいる人は気を付けなければいけない。





PXL_20250608_023339735 杖を突きながらヨロヨロ歩く親父の足が疲れた。

 親父は妻に閲覧を早めるよう言った。

 その時点で入場時間から3時間以上経過していたのだ。





 帰りの自動車の中で妻が一言。
 「もう少しゆっくりしたかった。 もう二度と一緒にこのような美術展はいけないかも…。」

 親父は妻のこの言葉に落胆した。
 確かに脊髄小脳変性症に罹っていると診断されて以降、親父は直ぐに怒りを見せるようになってしまったから…。

 その後妻から「これからは今日のような混雑した週末ではなく、平日の空いた時間を選んでいきましょう。」と提案されて、親父は浮かべたのである。







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