グリム童話に『小人の靴屋』と言うお話がある。
2週間ほど前、親父も小人のお世話になったと思しき事が起きた。
朝起きて出勤の支度をしていたが、親父の腕時計G-SHOCKが見つからない。
部屋の中、特にベッドの辺りやダイニングテーブルの上を丹念に探しても見つからないのだ。
ふっと、ズボンの左ポケットに手を入れると、そこにG-SHOCKが有った。
親父は、ズボンのポケットにG-SHOCKを入れた覚えが無い。
同じ日、夕食後風呂で入浴する時バスタブ脇の窓を開けた。
熱い湯で茹だった身体を窓から入る夜風で涼もうと思っての事である。
しかし、いつの間にかその窓が閉められていたのである。
親父には窓を閉めた覚えが無い。
健忘症? アルツハイマー認知症?
そのうち「妻が夕飯を食わせてくれない。」と戯言を言い出すかも知れない。
2件の自らの覚えが無い出来事に、親父は狼狽えた。
脊髄小脳変性症を罹患しているから、その後遺症だと思い込んだ。
妻は、それは加齢で起きる不手際だと言うが信用出来なかった。
浜松市の娘夫婦宅を訪れた際、看護師資格を有して、総合病院での勤務経験のある娘に、この出来事を話して相談をした。
すると娘は、余り脊髄小脳変性症との関係に拘ると、精神的に追い詰められるから止めろと言う。
まだ30歳の娘も、育児や家事に心頭していると、同じ事が起きるそうだ。
親父も何かに心頭する事があったんだろうか。
何も思う出せない。
きっと小人さんが、親父を労わり、ポケットにG-SHOCKを入れてくれて、バスタブ脇の窓も親父の身体が必要以上に冷えて風邪をひかないように閉めてくれたのであろう。

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働き者だが貧乏な靴屋が、もはや材料を買うお金もなくなり、最後の一足分の革しかなく悩んでいた
。
靴屋のおじさんは、最後の革を切ると「続きは明日にしよう」と床に就いた。
すると、夜中に二人の小人が作業台にやって来て、代わりに靴を作って置いていったのである。
翌日、おじさんは既に仕上がっている靴に驚く。
しかも、その靴は、驚くほど手が込んでおり、素晴らしい出来栄えであった。
お店に置くとすぐに売れてしまった。
おじさんはその売り上げで革を二足分買い、翌晩また同じように革を切って寝ると、小人たちがまた靴を作ってくれたのだ。
靴の評判は直ぐに広まり、お店にはたくさんのお客さんが来るようになり、大繁盛した。
「それにしても、不思議なことが起こるものだねぇ」と首をかしげるおじさんとおばさん。
ある日、夜中に何が起こっているのか見てみることにする。
すると、二人のボロ着の小人が一生懸命靴を作っているではないか。
おじさんとおばさんは驚くとともに、何かお礼がしたいと思い、次の晩、革の代わりに、小人のために小さい服を作って作業台に置いておいた。
小人たちは、革がないことに戸惑うものの、服を見つけると大喜びしたのだ。
しかし、その後、小人らは二度と現れることはなかった。
それでも、お店は繁盛を続け、おじさんとおばさんはとても幸せに暮らしたのである。
☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚
2週間ほど前、親父も小人のお世話になったと思しき事が起きた。
朝起きて出勤の支度をしていたが、親父の腕時計G-SHOCKが見つからない。部屋の中、特にベッドの辺りやダイニングテーブルの上を丹念に探しても見つからないのだ。
ふっと、ズボンの左ポケットに手を入れると、そこにG-SHOCKが有った。
親父は、ズボンのポケットにG-SHOCKを入れた覚えが無い。
同じ日、夕食後風呂で入浴する時バスタブ脇の窓を開けた。
熱い湯で茹だった身体を窓から入る夜風で涼もうと思っての事である。
しかし、いつの間にかその窓が閉められていたのである。
親父には窓を閉めた覚えが無い。
健忘症? アルツハイマー認知症?
そのうち「妻が夕飯を食わせてくれない。」と戯言を言い出すかも知れない。
2件の自らの覚えが無い出来事に、親父は狼狽えた。
脊髄小脳変性症を罹患しているから、その後遺症だと思い込んだ。
妻は、それは加齢で起きる不手際だと言うが信用出来なかった。
浜松市の娘夫婦宅を訪れた際、看護師資格を有して、総合病院での勤務経験のある娘に、この出来事を話して相談をした。
すると娘は、余り脊髄小脳変性症との関係に拘ると、精神的に追い詰められるから止めろと言う。
まだ30歳の娘も、育児や家事に心頭していると、同じ事が起きるそうだ。
親父も何かに心頭する事があったんだろうか。
何も思う出せない。
きっと小人さんが、親父を労わり、ポケットにG-SHOCKを入れてくれて、バスタブ脇の窓も親父の身体が必要以上に冷えて風邪をひかないように閉めてくれたのであろう。
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