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ある朝、ご飯が無く、食パンも無い。朝食に何を食べるか、妻と相談したところ「おやつしようと、ニチレイの今川焼を買っておいたから、それを食べよ。」と言う。
親父は「ああ!大判焼きね。」と答える。
妻は、子供の頃から『今川屋』で買っていたから『今川焼』と呼称している。
親父は、祖父母や両親が『大判焼き』と呼称していたので、子供の頃からそれに従っていた。

小学生の頃、題名は忘れたが、広島に投下された原爆に被ばくした姉妹が逃げ回る様子が描かれた小説を読んだ覚えがある。
その小説の中で重症の姉に妹が力付ける言葉を言う。
「お姉ちゃん、頑張って! 〇〇屋の甘い回転焼き食べたいね。 戦争が終わったら食べられるから、お姉ちゃん、頑張って! 」と言うセリフが有った。
親父少年には『回転焼き』と言う物がどんなものか判らなかったので、担任の女教師に尋ねた。
彼女の答えは「ここら辺では『大判焼き』と呼ばれる物よ。 関西・中国地方では『回転焼き』と呼ばれているようね。」だった。
親父が色々調べた結果。
あのお菓子の発祥は江戸時代の江戸らしい。
江戸の街に今川橋と言う橋があり、その橋のたもとの茶屋が売りだしたのが発祥らしい。
以来江戸市中では『今川焼き』と呼ばれていたらしいのだ。
形が小判型だったという話がある。
きっと小判型で「景気が良い!」と爆売れしたのではないだろうか。
それが江戸を離れ地方に広まると『大判焼き』と呼ばれるようになったそうだ。
親父が小学生の頃読んだ広島被爆者体験小説に出てくる『回転焼き』は、銅製の型を回転させて作ったから、そのように呼ばれたらしい。
兵庫県姫路市に本社を持つ株式会社御座候のサイトを見ると、商品のページで自社の商品を『回転焼き』と呼んでいる。
御座候の店舗で見る焼き方は、今まで親父が見た焼き方と同じである。
どこが回転しているのであろうか…。
そう言えば姫路市あたり株式会社御座候本社辺りではでは、『御座候』と呼称している人が少なくないらしい。
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コメント
コメント一覧 (2)
近くの百貨店にはいっているので。
市川海老之助
が
しました