出勤の日は、朝妻に自動車で駅まで送って貰っている。朝起きて朝食を食べて、妻が作ってくれた弁当をカバンに入れて…
毎日同じルーティンの繰り返しであるが、ある日そのルーティンが崩れた。
駅に着き、助手席の親父は、デイバッグと杖を持て自動車を降りるのであるが、その日は、杖を助手席に残したままドアを閉めてしまった。
直ぐにそれに、気づいた親父はドアをもう一度開けようと思ったが、妻は、親父の素振りに気付かずに自動車を発進してしまった。
親父は、杖無しで重心の保持に気を付けながら、階段は手摺りを掴み、上り下りして、ホームへ上がった。
出勤時は、疲れていないので良いが、帰宅時は疲れているので、重心が乱れて、体の保持のために杖が必要と考えた。
職場に最寄りの駅傍にファミリーマートがある。
そこでビニール傘を買って、それを杖代わりにしようと考えた。
その日のウエザーニュースの予報は、自宅付近は曇りで、やがて晴れると言う予報であり、職場が有る市も同じ天気予報だったので、傘を持たずに出勤した。
しかし、職場に最寄りの駅に着いたら、雨がザーザー降りであったので、ファミリーマートに駆け込んだのである。
(゚ロ゚;)エェッ!?
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F病院脳神経内科Ⅰ医師は、親父が出退勤時に電車を使っている事から、転倒して怪我しないように杖を使うことを勧めた。
親父はそれに従い常に杖を突きながら歩行していた。
いつの間にか杖に頼る歩き方になっていたように思う。
今回の事件を受けて、杖は補助的に使い、主体は状況を見ながらであるが、自ら重心を保持した歩きに努めようと考えるのだ。
少し先行きへの不安が安らだ。
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