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 50年以上前は、個人情報を流出から守るという考え方は無く、卒業アルバムには卒業同級生の住所が明記してあったものである。

 小学〇年生等の学習雑誌の巻末に『ペンパル』コーナーがあった。
 『ペンパル』とは、ペンが筆記具で、パルが友達の意味で、つまり文通友達を募集するコーナーであった

tegami_yomu_man_hagaki そこには名前と住所が掲載されていたのである。

 今は、スマホやPCネットでSNSで他人と繋がり自己保持欲を満足できるが、50年以上前はその様なものが無く、唯一文通だけが他人と繋がり自己保持を満足できる手段であった。


 そんな時代でもDQNな奴は居た。

 それは、卒業アルバムの卒業同級生住所録やペンパルコーナーに明記しある住所・氏名を使い『不幸の手紙』を発送した奴である。


 『不幸の手紙』は殆ど葉書で送られてきたが、その常套句が「不幸の手紙です。 貴方も最低〇人に同じように不幸の手紙を送らないと、今まで不幸の手紙を繋いだ人の不幸が全て貴方に降りかかります。」というものであった。

 親父は2・3度『不幸の手紙』を受け取ったが、不幸ではなかったため、もし不幸であっても、それを他人に擦り付けることは出来ないから、受け取っても受けることは有っても、送ることはなかった。



 この『不幸の手紙』を始めとした郵便を利用した悪意から卒業生を守るため、個人情報の流出を防ぐため、卒業アルバムから住所録は消えた。

 我が3人の子供たちの卒業アルバムには住所録は掲載されていない。
 親父は同窓会を開催する時はどうするのであろうと思ったが、彼らに同窓会は死語かも知れない。


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