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 第315回メールde法話会が送られて来た。

 よっぽどのご縁を頂いている皆様へ。
 薬師寺の大谷徹奘です。
 ご縁を賜り心から感謝します。
 拙文ですが日々の生活にお役立てくだされば幸いです。

 『こんなことになるのだったら、金持ちなんかにならなければ良かった』
 これは遺産相続の調停裁判の席で、御主人を亡くされた奥さんが発した言葉です。
 
 戦後、貧しかったご夫妻は、お父さんがリヤカーを引き、お母さんが後押しをする。
 六畳一間に子供3人の5人家族。ちゃぶ台一つで身を寄せ合っての生活は、貧しくとも幸せが満ち溢れていたそうです。
 
money_satsutaba2 やがて、事業が大成し、地域でも人が羨むお金持ちになり、物にもお金にも何一つ不自由することの無い日々が続いたそうです。
 しかし、その日々は永遠ではありませんでした。
 なんと御主人が亡くなった途端、三人の子供たちそれぞれが自らの遺産相続権を主張。
 身内での争いは揉めにもめて裁判にまで。
 
 調停の席で身勝手な自己主張ばかりを繰り返す子供たちの姿は、人を思いやる心のかけらも感じられませんでした。
 そして奥さんの一言。
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 物やお金は大切です。
 しかし、それに比例して心が満たされるわけではありません。
合掌


 確かに物やお金だけでは満たされない。

 では、何であれば心が満たされるであるゆか。

 
 
 『一期一会』という言葉ある。 
 「一期」は一生や生涯を意味し、「一会」は一度の出会いを指している。

 人生における出会いや出来事は二度と同じ瞬間として訪れないので、単に初めて会う人との出会いだけでなく、日常生活での家族や同僚との時間も含まれ、その瞬間を大切にすることが重要である。

 親父は脊髄小脳変性症に罹患してから、医師や、リハビリに関わる理学療法士や作業療法士の方々にお世話になっている事を感謝するようになった、

 週1・2度『花と緑のウォーキングルート』を散歩しているが、安城産業文化公園デンパーク園内の花壇や木々を丁寧に監理して下さるスタッフ達に感謝している、
 お陰で綺麗な花々を愛でながら歩けるのである。


 毎日何某かの苦労をかけている妻には感謝どころではない。
 両手を合わせて拝んでしまう、
 親父と結婚しなければ、このような苦労をさせなっかったのに、と後悔さえもする。

 日々妻の笑顔に癒される。

 長男とも、次男とも、妻とも、誠意を込めた付合いがしたい。


 そう考えると心が温まってきた。