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PXL_20260406_101204133~2 舌禍と言う言葉がある。
 「発言したことの内容が法律や他人の怒りにふれたために,災いにあうこと。」である。

 
 親父は『コメント禍』と言う造語を作った。

 SNSでのコメントで人を蔑ろにして人の怒りを買うことである。
 最もSNSのコメントは指を使って行うから『指禍』とも言える。




 昨年2月F病院脳神経内科I医師から脊髄小脳変性症に罹患している事と、それは遺伝性で長男も脊髄小脳変性症に罹患していて、しかも脳機能障害も併患している。

 彼は脳機能障害により知能の低下が起きて、大学を卒業しているのに、今は小学生低学年位の知能しかないのである。


 以来毎晩号泣して枕を濡らした。
 自らが難病に罹患したことよりも、長男が置かれた状況が可哀想でならない

 ある夜『葬送のフリーレン』(第2期)第33話「北部高原の物流」を見た。
 
 ある酒場町でフリーレンはドワーフのファスが、200年以上も皇帝酒ボースハフトを探していた。
 フリーレン達の協力があって、ファスは皇帝酒ボースハフトを手に入れるが、その酒は希代稀な不味い酒であった。

 人生をかけて探し当てた皇帝酒ボースハフトが不味い酒であった事を知ったファスが悔やんだり怒ったりせず、爆笑するのである。

 「これは、笑うしかないわい。」と、探し出した皇帝酒ボースハフトを村人に振舞い酒盛りをするのである。



 親父もこれから笑って過ごそうと思った。
 
 脊髄小脳変性症に罹患して、失っていく物を嘆くのではなく、敢えて運動失調に陥った身体で。ゆっくりでも歩く事に努め、呂律が怪しのでF病医院リハビリ課の理学療法士に貰った『発音リハビリシート』を「たらたら、たりたり…。」と3分程音読する。
 指先に多少の麻痺が見られるので、『セラパテ』で指のリハビリをする。

 長男も親として可能な限り援助していこう。

 失った物を数えるより、生活で得る喜びの数を数えった。
 敢えて笑って過ごすwことにした。

 すると、妻を始め家族も明らかに明るくなった。
 相乗効果で得られる喜びが増えた。

 親父は、自分ではどうにも出来ない時は、笑って過ごすことを基本に活きている。
 親父は脊髄小脳変性症罹患者・家族関連のSNSに参加している。

 そこで笑って過ごす自分の生き方を披露したのである。

 するとMさんから「辛いと泣いてるよりも笑って過ごす日の方が、いいに決まってる、分かってるけど、できないかことがあると、悔しくて泣けてきます。」とコメントが入った。

 これに親父は、 「辛いときはイッパイ泣けば良いと思います。 涙が枯れるほどしっかりと泣けば。後は何故か笑えて来ると思います。 失礼ですが。笑えないのは、未だ泣くのが少ないのかも知れませんね」と返信したのである。


 この後でMさんのプロフを見たら、45歳で性別は書いてないが、女性と思われる。
 病歴は13年で今は殆ど車椅子だそうだ。
 義父母と同居していて、家事は義母に頼っているそうである。


 妻として、母親としての自分が脊髄小脳変性症患者で、「できないかことがあると、悔しくて泣けてくる。」なんて当たり前で自然である。


 親父の間の抜けた安易なコメントは悔やまれる。

 この病気は、社会で働く男性も確かに辛いが、家事を担う女性が罹患するとそれより一層辛い。









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