安城産業文化公園デンパークで7月11日(土)かたら12日(日)午前7時に開園して『早朝ハスまつり』が開催された。
今朝7時半から、妻と長男、それに親父の三人で出かけた。
朝の光を受けた池には、桃色、爪赤、純白と三種類の蓮が、それぞれに気品を競うように咲いている。
蓮は「咲き誇る」というより、「静かに微笑む」という言葉が似合う花である。
神々しいのに、どこかたおやかだ。
その景色を見渡した妻が、ぽつりと言った。
「アッチコッチに、お釈迦様がおられるように綺麗い!」

なるほどと思った。極楽浄土の絵には、必ずといってよいほど蓮の花が描かれている。
人は美しいものを見ると、自然と仏様を思い浮かべるのかもしれない。
会場で30年間も『水生植物の池を管理』しておられる職員の方と話す機会があった。
「今まで三回だけ、蓮がまったく咲かなかった年があるんですよ。でも原因はいまだに分からないんです。」

植物のことを知り尽くした方でも、自然には説明できない出来事があるという。
その一言に、人間の知恵の限界と、自然への畏敬を感じた。
毎年当たり前のように咲くと思っていた蓮も、本当は当たり前ではない。
今年も美しい花を見せてくれたこと自体が、小さな奇跡なのだろう。
だからこそ、蓮は神々しく、そしてたおやかなのである。
静かに水面へ咲くその姿は、「今日という一日を大切に生きなさい」と、僕たちにそっと語りかけているように思えた。







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