スーパーのお菓子売り場で、でん六のチョコ菓子を見つけた。

PXL_20260713_030148823~2 「あれ? でん六って豆菓子専門じゃなかったかな。」

 そんな思い込みが頭をよぎる。

 ついにチョコレートの世界へ本格進出か、と勝手に感心して袋を手に取った。

 ところが、よく見ると「ピーナッツチョコ」と書いてある。

 なるほど、主役はやっぱりピーナッツだった。

 チョコレートは『純』ではなく『準』であり、脇役として、せっせと豆を引き立てているのである。

 そう考えると、でん六らしい。

 会社には会社の看板があり、人には人の持ち味がある。

 新しいことに挑戦しているように見えても、芯の部分は変わらない。

 豆屋は、どこまで行っても豆屋なのである。

 人生も同じだろう。

 肩書や服装は変わっても、その人らしさという「主役」は、案外ずっと変わらない。

 でん六のピーナッツチョコを頬張りながら、「人生も主役を見失わないようにしたいものだ」と、豆の香ばしさに教えられた気がした。







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