今日、職場で午前中は何もなく仕事をしていた。
 昼に弁当を食べて、昼寝をしようと思ったら、左わき腹が痛い。


せめて「石持ち」って呼ばれるのだけは、もうやめたい。け
 時間が経つと痛みが激しくなる。

 上司に休みを申し出て、妻に自動車で迎えに来てもらった。

 家で休養していたが、痛みが一層酷くなったので、妻に自動車で市民病院の救急外来に連
もらった。

 担当医の診断は『尿管結石』であった。




 親父は金持ちじゃない。

Copilot_20260716_175002 でも「石持ち」ではある。

 しかもダイヤでも翡翠でもなく、尿管結石。
 持ってるだけで全然うれしくない、むしろ地獄みたいに痛いやつだ。

「石、持ってます」
 
 なんて言っても、誰も「いいなあ」とはならない。

 たぶん一歩引かれる。

 尿管結石って、名前だけ見るとちょっと風流っぽい。

 「結石」って、庭石とか碁石とか宝石とか、そのへんの仲間みたいに聞こえる。
 でも中身はぜんぜん違う。

 体の中で「痛いぞ」「まだ痛いぞ」「もっといっとく?」みたいに暴れ回る、小さいくせにやたら厄介な暴君である。

 世の中には「石の上にも三年」なんてことわざがあるけど、尿管結石は三分でも勘弁してほしい。

 いや、できれば一秒でも早く出ていってほしい。

 病院で先生に「石がありますね」と言われたとき、親父は一瞬だけ、なんか宝でも見つけたみたいな顔をした。

 でもレントゲンに写っていたのは、人生でいちばんありがたくないお宝だった。

 年を取ると、家には庭石が増えて、財布からは小銭が消えて、体には結石が増える。

 どうやら自然は、そのへんのつじつまを合わせたいらしい。

 親父は今日も思う。

 金持ちにはなれなかった。
(*´∇`*)

 せめて「石持ち」って呼ばれるのだけは、もうやめたい。










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