先週2度通勤電車が人身事故のため20分ほど遅延した。
 1度目は帰宅電車が10分遅延。
 2度目は朝6時10分に発生したため、通勤電車が軒並み不通や遅延に陥り、僕も20分遅れて出勤した。

 鉄道会社が”人身事故”と発表する場合、それは飛込自殺が起きたと判断できる。
 僕はその度、「自分が飛び込む電車には、色々な人生を乗せていることを理解しないのか? 人生を賭けた試験を受けに乗っている人も、人生を賭けた面接を受けに乗っている人もいる。 自分の死が幾人の人に迷惑こ賭けていることを問題にはしないのか? そのことを問題にしない鈍感さが自らの命を絶つ原因なのではないか?」と、幾ばかりかの怒りを持ているのである。

 しかし、鉄道自殺をする人が減らんないのはどうしてか?
 僕なりに考えるに、それは確実に死ねるからではないか?
 薬で死ぬには青酸カリでも手に入らない限り難しい。 農薬や睡眠薬の類には口に過剰に入れると嘔吐する成分が入っており、死ぬことは難しい。
 高いところから飛び降りることも、風の煽りをうけて目的の堅い地面ではなく比較的柔らかい自動車の屋根に落ちたりして助かっちゃう場合もある。
 首吊りは自らの体重に耐えられるろロープや場所を選ぶ長い準備が要る。

 で、結局衝動的に、確実に死ねる鉄道自殺を図るのである。
 大勢の人に迷惑をかけ、残された家族に経済的危機がかかるかも知れないことなど関知せずに…

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 そのような中、木村 花さんが自ら命を絶ったことをネットニュースで知る。
 とは言え、木村 花という人物も、フジテレビ番組「テラスハウス」も今まで知らなかった。
 テレビ番組での彼女の発言や態度から、ネットで誹謗中傷を受けて、聞けば日に100件の誹謗中傷メッセージを彼女は受け取っていたとか、まだまだ自分に自信が持てない22歳の女性には過酷な事であっただろう。
 官憲には是非とも彼女に、謂れのない誹謗中傷した輩の厳罰な処分をお願いしたい。

 死因はどこからも発表されていないが、木村 花さんは自らが死を絶つ方法が他人に迷惑がかからない手段は講じていたとか…

 死に方に優劣をつけるのはおかしいが、人の迷惑を顧みない鉄道自殺者に比べ、人に迷惑をかからないように手段を講じて死んでいった木村さんの死は立派である。

 その立派さから、彼女に謂れのない誹謗中傷した輩が許せない。